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夜は色濃く一日の終りを告げていた。明日からは久々の連休である。疲れた身体を引きずりながら皆家路を急いでいた。いったい誰が悲惨な休日になる事を予知出来たであろうか? |
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幸せな休日、幸せな朝の時間、んっ?見なれたはずの散歩道なのに、こんな所にポン菓子屋?ふと子供の頃を思いだしてゾクッと身震した自分がそこに居た。とても嫌な予感がする。 |
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※ 古い物への想いそれは時として潜在的トラウマを呼び覚まし、理解しがたい行動の誘発材となりうる。 |
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あの日、薔薇の根元から黒く長いものが這い出してきた、幼い僕は驚きの余り持っていたホッピングを投げ付けた、黒く長いものは傷つき消えて行った。お腹だったかな? |
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※ 懸命な読者はもはやお気付きの事と思う、ここまではすべて縦位置なのである、母なる大地は守護の役割を果たしていた。 |
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それは突然に訪れた、不意を突かれしゃがみ込む老婆!いったい?何が起こったというのだ!嫌な予感は適中してしまったのか。 |
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※ 症状は横位置しかも北の方角に対峙した時から現れている。しかし残された右領域に此れだけの記憶を留めている事は驚嘆に値する。
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祟りじゃ〜〜〜ああッこんな幼気な子供達までが魔の手に呑まれてしまうのか!おお神よ〜〜〜! |
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※ 該者は左脇腹から大腿部にかけての裂傷、そこから容赦無しに潜り込む毒は右半身に達するはずである。しかし侵されたのは左半身ではないか?不可思議である。のちの調査で逆像現象に気付くまでかなりの時間を要した事はいうまでもない。 |
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こうなれば逃げるしか無い!鬼門と逆の方角にひたすらに、束の間の幸せな日常がいとも簡単に血の色に染まってしまうなんて。さあ信じてくれ、もう時間が無い!皆逃げるんだ! |
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※ この状況から判断して、人々が晩の惣菜を調達し家路を急ぐ状景は夕刻であり、彼は向いの歩道に居り西を背にしていると考えられるのだ。 |
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おお巨大な爪痕が!本性を露にして襲い掛かっている!もうだめだ〜。 |
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※ この時点で彼は重大な間違いをおかしている事にまだ気ずいてい無い。 |
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僕はまだ正気で居られるのだろうか?僕はだんだんと気が遠退いて行く自分を見ていた。 |
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※ 内科的なモルトの服用などでは無く外科的手術を必要としているのだ、適切な処置を施さなければならない。 |
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取材協力:ポン菓子機屋さん、知らないおばあちゃん、魚屋さん、子供達 協賛:春木屋総本店 |